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2007年10月 アーカイブ

2007年10月30日

ネットデイフォーラム無事終了(10/7ー8)

 ネットデイとは、学校の校内LAN整備を学校関係者や保護者、児童・生徒に地域のボランティアが加わって実現する「市民参画協働型」の活動を意味する。しかし、物理的にネットの整備をするだけでなく、ネットデイという行為を通して学校に関わる人と人の心を通わすところに意味がある。しかし、そのような形で仮に整備が行われたとしても、授業等の活用にどれだけむすびついているかは別問題であるのが現実だ。そこで、今回、「校内LANを活用した学校づくり、授業づくり」をテーマとして、横浜でフォーラムを開催するに至った。
 実行委員会の母体はネットデイプロジェクトよこはま(NPY)というNPOの組織で、もともと教員もいるがそれよりはネットデイに関わった保護者や地域のボランティアがほとんどだ。私は、地元横浜で開催すること、活用を前面にとりあげるということで、NPYの中心メンバーである野崎さん、北見さんの熱い思いを受けて、実行委員長を引き受けた。

 当日は、5本の基調講演・特別講演、36本の実践事例発表、4本の模擬授業、3つのワークショップ、出展ブース、懇親会、フェアウェルイベント等が行われた。自分がつとめているメディア教育開発センターの清水理事長にも基調講演をしていただいた。

 総参加者数は1,000人で、内訳は、
・7日 セッション参加者:130人
・公開セミナー・展示会入場:110人
・8日 セッション参加者:270人
・協賛イベント・展示会入場:90人
・登壇者:70人
・スタッフ:200人
・出展者:130人
だった。
 本当はもっと地元横浜の教員の参加があれば良かったが、それでも、北海道から沖縄まで県内外の教員、ボランティア、保護者、ネットデイ関係者、内閣官房、文部科学省、総務省、県会議員、横浜市教育長、横浜市教育委員など、さまざな立場の方々の参加があり、盛り上がった。特に、文部科学省生涯学習政策局の椿参事官は朝から夕方まで参加してくださっただけでなく、分科会では自ら手を挙げて参加者や登壇者に質問をぶつけていられた。ネットデイの今後の取り組みや方向性を考える上で、フォーラム開催に関わって少しはお役にたてたのではないかと思う。これからは、今回せっかく集まった横浜市や近隣の教員の研究会に協力できたら、と思う。

2007年10月31日

ことばと学びをひらく会(10/27)

 立教大学にて、ことばと学びをひらく会の第1回研究大会があった。当日は台風にもかかわらず、約300名の参加者。会場は熱気でむんむんしていた。
 私はこの会に理事として関わっている。会長は高木まさき横浜国立大学教授。
当日のテーマは、「これからの時代に求められる国語力と読書指導」。高木先生の基調講演にはじまった。ここで現在の読書指導のあり方や位置づけを確認。「フィンランドの読解教育」と題して、北川達夫さん@日本教育大学院大学の講演。北川さんは、8月のオーストラリアのメディア教育の視察でご一緒して以来。来月は金沢大学附属小にもパネリストとしてお願いしている。
 その後、5つのワークショップにわかれる。私は、青山さん@筑波大付属小と「読書指導にデジタル教科書を活用しよう」を担当。青山さんは、国語と情報教育プロジェクトメンバーでもあるので、気心も知れている。最後は甲斐先生@筑波大学の総括で締めくくり。大きな動きが繰り返すという論は説得力があった。
 私にとっては、メディア教育や情報教育から国語にアプローチする上で、この会の存在はとても刺激的だ。私が担当したワークショップだけでなく、今後、メディアとことばのかかわりはさらに国語の中で強くなっていくと思う。
 懇親会も大盛り上がりで1日を締めくくった。
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