2009年01月06日

情報教育マイスター入門

あけましておめでとうございます。
私の年賀状にも書いたが、今年はメディア教育開発センターの独立行政法人としての廃止から放送大学への移管という大きな出来事もあり、しばらくは落ち着かない時期が続きそうだ。
私の方はたまった原稿や研究構想などがあるものの、ひさしぶりに正月は、平原綾香のニューアルバム「PATH of INDEPENDENCE」、なつかしいサディスティックミカバンド(知ってる?)の「黒船」、ブラームスの交響曲第1番と第3番と4枚のCDなぞを買ってきて、iPodの充実をはかった。ブラームスは第1番がとても有名だが、私は第3番の第3楽章が大好きだ。指揮者やオーケストラをかえて何枚かもっている。

昨年私の関係で発刊した本の中に、「情報教育マイスター入門」がある。これは、木原さん@大阪教育大学、藤村さん@鳴門教育大学との共同研究の成果としてまとめたものだ。児玉さん@宮崎、佐藤さん@札幌、田中さん@鳥取、中川さん@徳島、成瀬さん@宮城、水野さん@宮崎、岩崎さん@鳥取という全国の情報教育マイスターの方々にも実践をもとに執筆いただいている。いわゆる理論と実践の両面からカバーした情報教育のミドルリーダーへの入門書だ。本書の中には、情報教育マイスターへの路を歩むべくチェックリストが4つの大項目のものと、24のチェック項目において構成されている。
もともとの問題意識として、校内や地域の情報担当が機器のメンテナンスのみに時間やパワーをさいて、授業づくりやカリキュラムの検討に重点を置けないことへの危惧がある。そのような観点で一読いただけるとありがたい。
1500円と手頃な価格でもあるので、ぜひどうぞ!
購入は、この「ひとりごと」の左側からクリックで。

2008年12月30日

第4回ICT活用授業力ゼミ(12/23)

関東圏の教師を中心に、ICT活用授業力ゼミを開催している。事務局は内田洋行。運営は井上さん(埼玉)と西田さん(千葉)ががんばってくれている。
このゼミは「教育の情報化が叫ばれ、教育現場に様々なICT機器が入ってきています。しかし,先生方はどんな授業のどんなタイミングでICTを活用すれば効果的なのか,暗中模索の状態で日々授業に向かっているのではないでしょうか?ぜひ一緒にICTを活用した授業力アップを考えていきましょう!」というなげかけのものと、2ヶ月に1回の割合で東京で開催中だ。
これまでの3回は、第1回「ICT活用で授業はこう変わる」(平成20年6月28日実施)、第2回「こんなに使えるデジカメ活用術」(平成20年8月22日実施)、第3回「情報モラル教育の実際」(平成20年10月4日実施)と行ってきた。
第4回の今月は、「英語活動にあうデジタルコンテンツ」。英語活動がそろそろ試行されていると思うが、ALTも十分に配置されずに困っている地域も少なくない。それをどのように補っていくのか、そもそも英語活動をどのように行っていくのか、新学習指導要領の目標でふれている「外国語を通じて、言語や文化について体験的に理解を深め、積極的にコミュニケーションを計ろうとする態度の育成を図り、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら、コミュニケーション能力の素地を養う」の「コミュニケーション能力の素地」とは何なのか、を核に、出口さん(横浜市立立野小学校)と梅津さん(三鷹市立第一小学校)に実践発表をしてもらった。これまでの実践からの発表だったので、とても説得力があった。参加者には良いおみやげになったのでは?また、英語ノートのデジタル版について、くわしく説明とデモがあった。年末の忙しい時期にもかかわらず、当日は会場がいっぱいで椅子を足すほどの大盛況だった。
ゼミを運営する実行委員の約15名のメンバーと事務局には心から感謝したい。次回は、2月14日(土)に内田洋行新川オフィスで開催の予定。
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SPSSプロジェクトがスタート

全国の27人の研究者、実践アドバイザー、実践協力者、学生や、40名以上(?)の企業担当者などで構成するSPSSプロジェクトが11月にスタートした。このプロジェクトの課題は、「とる」「うつす」から「みる」「みせる」ことで教師、子どもの何が変わるのか、それをどのように教師が意識し、どういう観点で着目し、授業デザインの改善に活かしていけば良いのか、その手法やスタイルを検討、普及することにある。
今回のプロジェクトのキーは、ICTや情報教育に堪能な第一線の実践者がいる一方で、初任者を含めた教員経験5年以内の若手が多数参加していること。まさに、1つの学校のように進めていく(実践アドバイザーの3名は、ホンモノの教頭、教務主任、研究主任だ)。すでに第1回の合同ミーティングも開催され、MLでは活発な情報交換が行われている。授業デザインのプロセスをどこまで検討できるかが成功の鍵であると思う。
成果については、来年になり、順次、メディアや研究会や学会でお披露目になるだろう。
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2008年12月24日

ケータイ販売店での教育プログラム試行スタート(12/20、21、22)

一般社団法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)で、私が部会長をつとめる啓発・教育プログラムの第2弾として開発した「ケータイ・インターネットの歩き方ショートビデオ」が公開された。記者発表はこちら
約1分間のビデオが16本の構成。EMAの部会メンバーに意見をいただきながら制作したが、特に、吉岡さん(EMA)、村井さん(金沢星稜大学)、鎌田さん(まほうのiランド)は、何度も打ち合わせのために足を運んでくださった。カスタマイズして使えるいいものができたと思う。
さらに、いよいよこれを販売店に訪れる親子を対象にしたケータイ相談コーナーでのミニ教室で見てもらう試みも、大阪のドコモショップにおいて開始した。ニュースはこちら
ケータイ購入の手続き時に、親子がそろってこのビデオを見てもらうのがミソ。私も初日に訪問したが、十分なスペースをとって協力してくださっていることに感謝。このビデオを制作したSDVホールディングスのインストラクターによる解説や質問対応も含む。今後、関東のショップでも1月に実施予定。また、親子の反応については、アンケート協力してもらっているので、いずれこの結果も含め、成果と課題について発表したい。
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2008年12月09日

沖縄県マルチメディア教育実践研究大会(12/6)

パナソニック教育財団の助成事業であるICT活用実践教師塾in沖縄および沖縄県マルチメディア教育実践研究大会が行われた。

当日は、宜野湾市立嘉数小学校において、土曜日にも関わらず大城勝志先生による5年生の授業公開がまずあった。国語のニュース番組作りの単元。交流している幼稚園生への学校紹介ビデオのための企画書を練る場面だった。
午前、午後とこの授業を受けてのワークショップ。課題や改善案をグループで出し合う。授業者には、厳しい1日となったが、まさに授業を間近に参観してのワークショップだけに、具体的な議論となった。授業のねらいと活動の整合性や国語の書く活動の意味付けなど、ICTに偏らず、どっぷり授業研究。講師陣も的確な解説や意味付けをタイミングよく繰り出す。さすが。
夜は、飛び入り出し物(?)など、おおいに盛り上がる。病気療養中の盛雄会長も駆けつけてくださり、うれしい1日になった。
授業者や事務局(特に甲斐事務局長)は大変だったと思うが、参加者にとって実りある研究だったと思う。また、協賛も15社。ありがたい。
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2008年10月30日

関連の授業公開(11月)

11月(正確には10月31日から)で、私の関連(なんらかの形で指導・助言に入っている)の学校の公開授業、研究授業の案内だ。公式にアップされているところのみで、校内研は学校の事情もあるので掲載していない。

10月31日(金)富山県砺波市立砺波東部小学校
 13:00−16:50
 聞き合って学びを深める学習指導のあり方
 授業公開、部会別研究協議、講演など
 申し込みはこちら

11月11日(火)神奈川県相模原市立東林小学校
 13:30−17:00
 ICTによるわかる授業づくり
 公開授業、全体会、講演など
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11月12日(水)千葉県松戸市立馬橋小学校
 12:45-16:40
 情報を使いこなす力を育てよう
 授業1、授業2、全体会、パネルディスカッションなど
 申し込みはこちら

11月14日(金)神奈川県大和市立中央林間小学校
 13:00−17:00
 聞く力・話す力・書く力を伸ばす情報教育
 公開授業、分科会、パネルディスカッションなど
 申し込みはこちら

11月17日(月)東京都杉並区立宮前中学校
 13:35−16:30
 公開授業、各教科によるポスターセッション、講演など
 申し込みはこちら

11月21日(金)金沢大学附属小学校(情報領域)
 8:30−16:00
 メディア創造力を育てる授業実践
 授業協会、協議会、講演など
 申し込みはこちら

11月21日(金)富山県砺波市立出町小学校
 13:00−17:00
 学びをつくる子どもの育成
 公開授業、協議、講演など
 申し込みはこちら

11月26日(水)熊本県人吉市立人吉西小学校
 13:00−16:45
 豊かなかかわり合いの中で 確かな学力を身につけ 生き生きと学び続ける子どもの育成
 公開授業、分科会、シンポジウムなど
 申し込みはこちら

2008年10月29日

沖縄県マルチメディア教育研究会拡大定例会(10/28)

顧問をしている沖縄県マルチメディア教育研究会に参加した。この会は、12月6日(土)に開催される情報教育の県大会(公開授業を含む)&教師塾の事前打ち合わせ、指導案検討をかねて行われた。当日の授業者の大城さんから提案があった。授業は、5年国語、ニュース番組のところの番組企画案を作る場面。企画案イメージや教師の期待値をしっかりもつこと(本時の中でのなげかけや助言がぶれるので)、そもそも本時の内容が盛りだくさんであること、誰の企画案を授業の最後で取り上げるかがポイントであること、書く活動のつみあげを明記することなどをコメントした。他に、研究会メンバーの山入端さん、大浜さん、甲斐さん、宮城さん、名護さんから実践発表があった。
ICT活用に焦点化されてはいるものの、授業研究そのものであるこの研究会のクォリティは高い。特に、甲斐さんの実践はさすがきめが細かい。
最後に、今後求められるものとしての活用型学習について解説。終了は9時半近く。
それにしても、この時期、沖縄は半袖だもんな〜。。。。

2008年10月22日

志賀島小学校授業訪問(10/20)

月曜日に、福岡の志賀島小学校の授業を参観した。これは、今年度の科博との「海を伝えるキッズボランティア」の事業であり、かつ、私がが主査をしている科学技術振興機構(JST)の「モバイル端末活用プロジェクト」の事業である。当日は船で博多港から志賀島へ。
子どもたちがiPodを自身の情報端末、デジタルノートとして、水族館に来場される方々への案内をするために活用する、という総合的な学習の活動だ。30日に水族館で本番を迎える前に、地元の方々を招いて、そのリハーサルが行われた。当日は、生き物が目の前にいるお客さんに、プラスαの情報を伝えて、さらに興味をもってもらわなければならない。これまで、マリンワールドの高田館長や三宅課長の協力を仰ぎながら、取材活動を続けてきた。
すでにiPodの活用については、慣れたもので、まさにツールとして活用していた。
約2時間、お客さんに見立てた地元の方への案内を2つのグループに分かれて行った。これまでの取材した情報を駆使しながら、原稿も読まずに、上手にやっていた。これから本番までの課題として、さらにお客さんを意識して、iPodの提示の仕方やリアクションの確認など、まわりの大人の人からのアドバイスがあった。
それにしても、環境がいい。放課後は、6年生の男の子と女の子が野球をやっていた。地域の人の学校への協力体制もとても良好だそうだ。
昔ながらの良いところ、新しい技術、そういうことがマッチするとこういう学校になるんだなぁと実感。
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2008年10月19日

2つの学会

この1週間、上越、郡山、名古屋、福岡などを関東圏との行き来の中、転々とした。上越では日本教育工学会、名古屋は教育メディア学会だった。
工学会では、以下の関連発表。

○児童の思考と対話を促す電子黒板活用方法
(中橋 雄,寺嶋浩介,中川一史,太田 泉)
○PISA型読解力を育成するためのメディア活用に関する実践研究 メディアの記号次元に着目した授業実践
(岡部昌樹,村井万寿夫,清水和久,加藤隆弘,中川一史)
○テクノロジープッシュに陥らない教員の授業意図に根ざしたICT活用等の工夫を取り入れる授業改善の考え方
(野村泰郎, 孕石敏貴, 林 壮一, 永易敦史, 菅田浩子, 関根光男, 中川一史, 日紫喜豊)
○教員のICT活用指導力向上のための研修システムの開発
(清水康敬, 中川一史, 堀田龍也, 森本容介, 山本朋弘)

ポスター発表は、中橋君@武蔵大学の代理で、遠衛@金沢大学に手伝ってもらい、寺嶋君@長崎大学と2時間半みっちり発表。反応も良かった。ポスターは、ちょうど一般発表で質疑がずっと続いているイメージなので、じかに感想が聞けて、実におもしろい。
2日目には、「実践研究をどのようにデザインし,論文にまとめるか」と題してシンポジウムがあり、稲垣君@東北学院大学も奮闘していた。山内さん@東大の裏舞台を語らせる切り込みが光っていた。

メディア学会の関連発表は、以下。

○デジタル教科書の活用が読み取りに与える可能性
(佐藤幸江,中川一史, 中橋 雄,前田康裕)
○理科ねっとわーくの活用と評価方法に関する研究
(村井万寿夫,中川一史,日紫喜豊)
○メディア創造力育成のための学習プロセスの検証
(前田康裕,中川一史,中橋 雄,佐藤幸江)

前田さんも村井さんも安定した発表。さすが。
私自身も「小学校国語科における映像メディアを活用する学習の位置づけの検討 」と題して、中橋くん、奥泉さん@日本体育大学と協同ではじめた研究の構想を発表。水越先生@関西大学顧問から、発表時に暖かい励ましの言葉もいただいた。

今週は、たまっているいくつかの書類や原稿を一気に書き上げないと。。。

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2008年10月13日

ことばと学びをひらく会(10/26)

昨年度第1回が大変好評に終わった「ことばと学びをひらく会」の第2回大会が10月26日(日)に日本女子大学で開催される。今回のテーマは、「新学習指導要領『国語』を教室で具現化する」だ。当日は、基調講演からはじまって、記念講演、ワークショップや講座、シンポジウム、総括と、さまざまな視点から国語教育について再考する機会となるだろう。
私はこの会の理事をしているが、当日は、前田さん@熊本と、ワークショップE「非連続型テキストを読む」を担当する。とてもおもしろいワークショップになると思うので、ぜひ参加してほしい。
申し込みはこちら

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