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第六十八話:教育用ソフト開発プロジェクト

横浜の高台の自宅から見えるところに関東学院大学釜利谷キャンパスがある。

そこに、数年前まで金沢大学教育学部で同僚だった大澤善信先生が異動されていらっしゃるので、久しぶりに会いに行ってきた。何か金沢におられたときよりも血色(?)が良くなっている気がした。いつも学生の方を向いている教育者で、魅力的な研究者なので、またどこかで一緒に仕事がしたいと思った。



某社との教育ソフト開発に関する共同研究プロジェクトがスタートした。主査である私を入れて研究者3人、精鋭の実践者4人に加え、某社からは社長もこのプロジェクトメンバーとして参加されている。さらに営業だけでなく開発からも中心メンバーが参加。その意気込みを充分に感じることができた。

現在、教育ソフトは大変苦しい状況だ。なかなか売れないし、そこそこ売れていたとしても、ごく一部の教師にしか使われない。そのソフトが校内にあることすら知らない教師も少なくないと思う。そんな中、これまでの資産をリセットしてでも、多くの教師に使われるようなより良質のソフト開発にゴーサインを出したことに敬意を表したい。それとともに、責任も重い。がんばろうと思う。今日の会議では、忌憚のない意見でまたく時間がたりなかった。それだけそれぞれの立場で思いもあるし、現状分析もある程度行ってきた。開発が落ち着いたら、それに付随する教材パッケージ作成や研修方法の検討、公開研究会の実施までプロジェクトで議論していく予定だ。

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2006年04月17日 00:31に投稿されたエントリーのページです。

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