« 第五十六話:謹賀新年 | メイン | しばし »

第五十七話:関西大学金沢大学合同プロジェクト研究会

もう昨年になるが、12月25日(日)、水越敏行先生をお迎えして関西大学金沢大学合同プロジェクト研究会が行われた。今回は体調の悪い中、先生の強いご意向により、関西大学、金沢大学の学生のための会が実現した。



当日は、水越先生はじめ、久保田真弓先生,久保田賢一先生,黒上先生,牧野先生@以上関西大学、亀井さん,寺嶋さん@長崎大、菅井先生@大阪大学、西端先生@大阪大学、鈴木さん@滋賀大、永田さん@兵庫教育大、黒田さん@富山大、中橋君@福山大など研究者多数、また、関西大学の学生も15人が参加した。こちらからは、現場の先生、内留、学生など15名が参加、他に日本教育出版の辻田さんなど、センターの上の部屋はいっぱいになった。



テーマは「プロジェクトを研究にしていくには」

金沢大学からは、

「教材等開発に関するプロジェクト」

・ユニバーサルデザインキット開発

・携帯のモラル教材開発

・デジタル教科書

「教員の資質向上に関するプロジェクト」

・教師のための授業力向上ゼミ

・IT活用実践研究ー中川塾ー

・D-pro

について、辻さん、山下さん、佐藤さんなど、かかわっている現場の教師にも発表してもらった。

関西大学からは、

寝屋川プロジェクト

(寝屋川の小学校と韓国の小学校の交流サポート)

プロジェクトA

(芥川高校ほかの教科「情報」のサポート)

マルチリソース活用研究会

(デジタルコンテンツを活用した授業プランの検証・蓄積)

の発表があった。

その後、参加者全員で関心のあるテーマについて、発表者を中心にディスカッション。どういう視点で斬り込むかがやはりポイント。プロジェクトをたちあげる側から言っても、一部普及を目的にするものは除いて、プロジェクトデザインをする段階が勝負だ。



発表交換に先立って行われた水越先生からの基調講演では、

「後輩諸君へのアドバイスー私の研究体験からー」と題して、

1、研究テーマとして、異質なものを複数もつ。

2、異なるグループに属した研究を遂行する。

3、ライバルを意識し、大事にして交流する。

4、研究の拠点は内外に複数もつ。

5,研究成果は定期的に小刻みにまとめて発表しよう

という内容について、お話くださった。

特に、人(2.3)や内容(1.4)についての行きつ戻りつがどれくらいかろやかに」できるかがポイントだとあらためて感じさせられた。

内容は具体的な実践を例に示してくださり、私だけではなく、修論、卒論をかかえた学生にとっても大変示唆にとんだお話だったと思う。

あらためて水越先生の凄さを感じた一日になった。



黒上さん、アレンジ、お疲れさまでした。






コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

この文字列を入力してください。

About

2006年01月11日 19:48に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「第五十六話:謹賀新年」です。

次の投稿は「しばし」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34