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2008年10月 アーカイブ

2008年10月09日

横浜国立大学での授業(毎週木曜)

後期は、横浜国立大学の教育人間科学部において、「視聴覚メディア」という科目を担当している。メディア教育開発センターが提供するTRAINの授業での活用についての説明と協力について、訪問したのだが、話がどんどん進み、「おもいきりTRAINを授業で活用することも含めて、そもそも該当授業を担当してほしい」ということになってしまった。訪問した身だったので、断る事もできず、毎週木曜日の午前中に授業をやっている(苦笑)。
当初、30名くらいと聞いていたので、演習型の授業を計画していたのだが、ふたを開けたら約130名の履修。次回からの内容は修正中だ。
教室は、7号館の101という教室で、横浜国大出身の自分としては、とてもなつかしい教室だ。たぶんこの教室で一番多く単位を落としたのではないだろうか(大苦笑)。ちょうどこの教室の前のスペースで、サークル仲間と大学祭で、毎年、儲からない「お化け屋敷」を営業していた。そんな思い出の教室だ。
それにしても、私語もなくまじめに聞いているし、授業ごとの小レポートもしっかり書いてくる。学部時代にまじめに授業に出ていなかった自分としては、時代の移り変わりを感じる。
この科目では、主に教育でのメディアの関わりを15回にわたって授業していく。コンテンツや番組についての回では、すでにゲストにも登場いただく予定にしている。学生とのやりとりを楽しみながら、毎回の授業を進めていきたい。

2008年10月13日

ことばと学びをひらく会(10/26)

昨年度第1回が大変好評に終わった「ことばと学びをひらく会」の第2回大会が10月26日(日)に日本女子大学で開催される。今回のテーマは、「新学習指導要領『国語』を教室で具現化する」だ。当日は、基調講演からはじまって、記念講演、ワークショップや講座、シンポジウム、総括と、さまざまな視点から国語教育について再考する機会となるだろう。
私はこの会の理事をしているが、当日は、前田さん@熊本と、ワークショップE「非連続型テキストを読む」を担当する。とてもおもしろいワークショップになると思うので、ぜひ参加してほしい。
申し込みはこちら

2008年10月19日

2つの学会

この1週間、上越、郡山、名古屋、福岡などを関東圏との行き来の中、転々とした。上越では日本教育工学会、名古屋は教育メディア学会だった。
工学会では、以下の関連発表。

○児童の思考と対話を促す電子黒板活用方法
(中橋 雄,寺嶋浩介,中川一史,太田 泉)
○PISA型読解力を育成するためのメディア活用に関する実践研究 メディアの記号次元に着目した授業実践
(岡部昌樹,村井万寿夫,清水和久,加藤隆弘,中川一史)
○テクノロジープッシュに陥らない教員の授業意図に根ざしたICT活用等の工夫を取り入れる授業改善の考え方
(野村泰郎, 孕石敏貴, 林 壮一, 永易敦史, 菅田浩子, 関根光男, 中川一史, 日紫喜豊)
○教員のICT活用指導力向上のための研修システムの開発
(清水康敬, 中川一史, 堀田龍也, 森本容介, 山本朋弘)

ポスター発表は、中橋君@武蔵大学の代理で、遠衛@金沢大学に手伝ってもらい、寺嶋君@長崎大学と2時間半みっちり発表。反応も良かった。ポスターは、ちょうど一般発表で質疑がずっと続いているイメージなので、じかに感想が聞けて、実におもしろい。
2日目には、「実践研究をどのようにデザインし,論文にまとめるか」と題してシンポジウムがあり、稲垣君@東北学院大学も奮闘していた。山内さん@東大の裏舞台を語らせる切り込みが光っていた。

メディア学会の関連発表は、以下。

○デジタル教科書の活用が読み取りに与える可能性
(佐藤幸江,中川一史, 中橋 雄,前田康裕)
○理科ねっとわーくの活用と評価方法に関する研究
(村井万寿夫,中川一史,日紫喜豊)
○メディア創造力育成のための学習プロセスの検証
(前田康裕,中川一史,中橋 雄,佐藤幸江)

前田さんも村井さんも安定した発表。さすが。
私自身も「小学校国語科における映像メディアを活用する学習の位置づけの検討 」と題して、中橋くん、奥泉さん@日本体育大学と協同ではじめた研究の構想を発表。水越先生@関西大学顧問から、発表時に暖かい励ましの言葉もいただいた。

今週は、たまっているいくつかの書類や原稿を一気に書き上げないと。。。

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2008年10月22日

志賀島小学校授業訪問(10/20)

月曜日に、福岡の志賀島小学校の授業を参観した。これは、今年度の科博との「海を伝えるキッズボランティア」の事業であり、かつ、私がが主査をしている科学技術振興機構(JST)の「モバイル端末活用プロジェクト」の事業である。当日は船で博多港から志賀島へ。
子どもたちがiPodを自身の情報端末、デジタルノートとして、水族館に来場される方々への案内をするために活用する、という総合的な学習の活動だ。30日に水族館で本番を迎える前に、地元の方々を招いて、そのリハーサルが行われた。当日は、生き物が目の前にいるお客さんに、プラスαの情報を伝えて、さらに興味をもってもらわなければならない。これまで、マリンワールドの高田館長や三宅課長の協力を仰ぎながら、取材活動を続けてきた。
すでにiPodの活用については、慣れたもので、まさにツールとして活用していた。
約2時間、お客さんに見立てた地元の方への案内を2つのグループに分かれて行った。これまでの取材した情報を駆使しながら、原稿も読まずに、上手にやっていた。これから本番までの課題として、さらにお客さんを意識して、iPodの提示の仕方やリアクションの確認など、まわりの大人の人からのアドバイスがあった。
それにしても、環境がいい。放課後は、6年生の男の子と女の子が野球をやっていた。地域の人の学校への協力体制もとても良好だそうだ。
昔ながらの良いところ、新しい技術、そういうことがマッチするとこういう学校になるんだなぁと実感。
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2008年10月29日

沖縄県マルチメディア教育研究会拡大定例会(10/28)

顧問をしている沖縄県マルチメディア教育研究会に参加した。この会は、12月6日(土)に開催される情報教育の県大会(公開授業を含む)&教師塾の事前打ち合わせ、指導案検討をかねて行われた。当日の授業者の大城さんから提案があった。授業は、5年国語、ニュース番組のところの番組企画案を作る場面。企画案イメージや教師の期待値をしっかりもつこと(本時の中でのなげかけや助言がぶれるので)、そもそも本時の内容が盛りだくさんであること、誰の企画案を授業の最後で取り上げるかがポイントであること、書く活動のつみあげを明記することなどをコメントした。他に、研究会メンバーの山入端さん、大浜さん、甲斐さん、宮城さん、名護さんから実践発表があった。
ICT活用に焦点化されてはいるものの、授業研究そのものであるこの研究会のクォリティは高い。特に、甲斐さんの実践はさすがきめが細かい。
最後に、今後求められるものとしての活用型学習について解説。終了は9時半近く。
それにしても、この時期、沖縄は半袖だもんな〜。。。。

2008年10月30日

関連の授業公開(11月)

11月(正確には10月31日から)で、私の関連(なんらかの形で指導・助言に入っている)の学校の公開授業、研究授業の案内だ。公式にアップされているところのみで、校内研は学校の事情もあるので掲載していない。

10月31日(金)富山県砺波市立砺波東部小学校
 13:00−16:50
 聞き合って学びを深める学習指導のあり方
 授業公開、部会別研究協議、講演など
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11月11日(火)神奈川県相模原市立東林小学校
 13:30−17:00
 ICTによるわかる授業づくり
 公開授業、全体会、講演など
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11月12日(水)千葉県松戸市立馬橋小学校
 12:45-16:40
 情報を使いこなす力を育てよう
 授業1、授業2、全体会、パネルディスカッションなど
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11月14日(金)神奈川県大和市立中央林間小学校
 13:00−17:00
 聞く力・話す力・書く力を伸ばす情報教育
 公開授業、分科会、パネルディスカッションなど
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11月17日(月)東京都杉並区立宮前中学校
 13:35−16:30
 公開授業、各教科によるポスターセッション、講演など
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11月21日(金)金沢大学附属小学校(情報領域)
 8:30−16:00
 メディア創造力を育てる授業実践
 授業協会、協議会、講演など
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11月21日(金)富山県砺波市立出町小学校
 13:00−17:00
 学びをつくる子どもの育成
 公開授業、協議、講演など
 申し込みはこちら

11月26日(水)熊本県人吉市立人吉西小学校
 13:00−16:45
 豊かなかかわり合いの中で 確かな学力を身につけ 生き生きと学び続ける子どもの育成
 公開授業、分科会、シンポジウムなど
 申し込みはこちら

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