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セミナー アーカイブ

2007年07月19日

教育ソリューションフェア2007/ICT活用セミナー(7/27)

 26日のセミナー(※この下の記事参照)に続いて、7月27日(金)に、日本教育新聞が主催する「教育ソリューションフェア2007/ICT活用セミナー」がある。
セットでいかがだろうか?、、、と思っていたら、こちらはすでにキャンセル待ちのようだ。それでもという方は、ぜひ!
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 今日、学校教育は子どもたちを取り巻く環境の変化に対応するために、
新たなフィールドを創造することが求められています。
 教職員向け夏季特別研修「教育ソリューションフェア」は、学校教育が抱
える課題を解決する方法を、学校・地域・企業の皆様と共に考える機会として実施いたします。
 最新のIT教育実践を交えて展開しますので、夏休み後の実践にも行かせるヒントも満載です。

【日時】2007年7月26日(木)〜27日(木)13:00〜16:45
【会場】秋葉原UDXビル(東京都千代田区外神田4-14-1)
【主催】日本教育新聞社
【後援】文部科学省、全国都道府県教育委員会連合会ほか
【受講料】無料

【7月27日(金)プログラム】
セミナーナビゲーター 中川一史氏 メディア教育開発センター教授

[13:00-13:45]
タイトル 写真とビデオで魅せる授業づくり
発表者 前田康裕教諭(熊本市立飽田東小学校)
企業提案 アドビシステムズ
◆先生にとってデジタルカメラは最も身近なツール。自らが校務や授業写真を生かし、子どもたちにも生かす術を紹介します。

[14:00-14:45]
タイトル 電子情報ボードを生かした授業づくり
まとめ・発表者 西田光明教諭(柏市立土南部小学校)ほか
◆きれいに大きく提示し「わかる授業」を実現。プラズマ電子情報ボードの活用方法を交えながらICT活用授業の一例を紹介します。

[15:00-15:45]
タイトル 混合型授業のためのICT機器活用
発表者 松田知子教諭(相模原市立橋本小学校)
企業提案 ウィルコム
◆学校でのICT機器活用の幅を広げる、PHSを活用した事例を紹介します。

[16:00-16:45]
総括パネルディスカッション ICTを日常化する工夫と手だて
コーディネーター 中川一史氏 メディア教育開発センター教授
パネリスト 前田康裕教諭(熊本市立飽田東小学校)ほか
◆中川一史教授にコーディネートで、各時間の実践報告をもとにITの日常的
な活用のヒントを洗い出します。

詳細・お申し込みはこちら
日本教育新聞社 教育ソリューションフェア事務局(東京都港区虎ノ門1-2-8)
電話03-5510-7800

2007年10月30日

ネットデイフォーラム無事終了(10/7ー8)

 ネットデイとは、学校の校内LAN整備を学校関係者や保護者、児童・生徒に地域のボランティアが加わって実現する「市民参画協働型」の活動を意味する。しかし、物理的にネットの整備をするだけでなく、ネットデイという行為を通して学校に関わる人と人の心を通わすところに意味がある。しかし、そのような形で仮に整備が行われたとしても、授業等の活用にどれだけむすびついているかは別問題であるのが現実だ。そこで、今回、「校内LANを活用した学校づくり、授業づくり」をテーマとして、横浜でフォーラムを開催するに至った。
 実行委員会の母体はネットデイプロジェクトよこはま(NPY)というNPOの組織で、もともと教員もいるがそれよりはネットデイに関わった保護者や地域のボランティアがほとんどだ。私は、地元横浜で開催すること、活用を前面にとりあげるということで、NPYの中心メンバーである野崎さん、北見さんの熱い思いを受けて、実行委員長を引き受けた。

 当日は、5本の基調講演・特別講演、36本の実践事例発表、4本の模擬授業、3つのワークショップ、出展ブース、懇親会、フェアウェルイベント等が行われた。自分がつとめているメディア教育開発センターの清水理事長にも基調講演をしていただいた。

 総参加者数は1,000人で、内訳は、
・7日 セッション参加者:130人
・公開セミナー・展示会入場:110人
・8日 セッション参加者:270人
・協賛イベント・展示会入場:90人
・登壇者:70人
・スタッフ:200人
・出展者:130人
だった。
 本当はもっと地元横浜の教員の参加があれば良かったが、それでも、北海道から沖縄まで県内外の教員、ボランティア、保護者、ネットデイ関係者、内閣官房、文部科学省、総務省、県会議員、横浜市教育長、横浜市教育委員など、さまざな立場の方々の参加があり、盛り上がった。特に、文部科学省生涯学習政策局の椿参事官は朝から夕方まで参加してくださっただけでなく、分科会では自ら手を挙げて参加者や登壇者に質問をぶつけていられた。ネットデイの今後の取り組みや方向性を考える上で、フォーラム開催に関わって少しはお役にたてたのではないかと思う。これからは、今回せっかく集まった横浜市や近隣の教員の研究会に協力できたら、と思う。

2007年10月31日

ことばと学びをひらく会(10/27)

 立教大学にて、ことばと学びをひらく会の第1回研究大会があった。当日は台風にもかかわらず、約300名の参加者。会場は熱気でむんむんしていた。
 私はこの会に理事として関わっている。会長は高木まさき横浜国立大学教授。
当日のテーマは、「これからの時代に求められる国語力と読書指導」。高木先生の基調講演にはじまった。ここで現在の読書指導のあり方や位置づけを確認。「フィンランドの読解教育」と題して、北川達夫さん@日本教育大学院大学の講演。北川さんは、8月のオーストラリアのメディア教育の視察でご一緒して以来。来月は金沢大学附属小にもパネリストとしてお願いしている。
 その後、5つのワークショップにわかれる。私は、青山さん@筑波大付属小と「読書指導にデジタル教科書を活用しよう」を担当。青山さんは、国語と情報教育プロジェクトメンバーでもあるので、気心も知れている。最後は甲斐先生@筑波大学の総括で締めくくり。大きな動きが繰り返すという論は説得力があった。
 私にとっては、メディア教育や情報教育から国語にアプローチする上で、この会の存在はとても刺激的だ。私が担当したワークショップだけでなく、今後、メディアとことばのかかわりはさらに国語の中で強くなっていくと思う。
 懇親会も大盛り上がりで1日を締めくくった。
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2007年12月17日

D-project2冬のワークショップ2007in京都

D-project2では、これからメディアで創造する授業を応援するために、各地でワークショップを行う。そのトップが京都で行われる。すでに定員近くなり、あと2〜3名の猶予だそうだ。近くの方はいかが?

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テーマ:授業に生かせる!デジタルコンテンツ作り

「こんなビデオ教材あったらいいなぁ・・・」
そんなことを日々の授業計画の中で考えたことありませんか?
ないものは作ってしまいましょう!このワークショップには,ビデオ編集によるデジタ ルコンテンツ作りのノウハウがつまっています。また体験を通して,教師に必要なメディ ア創造力も理解していただける内容となっています。使用する機材はすべてこちらでご用意します。コンピュータやデジタルビデオの操作もスタッフがサポートいたします。是非ご参加ください!

(日時)
平成19年12月25日(火) 10:00〜15:00

(場所)
京都市立新林小学校
http://www.edu.city.kyoto.jp/hp/shinbayashi-s/intro.htm#06

(講師)
中川一史(メディア教育開発センター教授)
山本直樹(京都市立新林小学校)
豊田充崇(和歌山大学教育学部准教授)
山中昭岳(和歌山大学教育学部附属小学校)

(参加費)
無料

(スケジュール)
9:30  受付
10:00 中川会長あいさつ
10:05 ワークショップ概要説明
10:10 「メディア創造力と教材制作」解説
10:20 使用ソフト(iMovie08)説明
10:45 グループ討議(教材検討&絵コンテ作成)
11:15 ビデオ撮影
12:15 昼食
13:00 編集作業
14:30 作品交流会
14:55 まとめ
15:00 終了

(申し込み)
氏名・住所・連絡先電話番号・学校名・E-mailをご明記の上
山本直樹(京都市立新林小学校)
yamanao8@nifty.com
まで

(主催)
D-project(デジタル表現研究会)

(協力)
アップルジャパン株式会社

2007年12月19日

ICT活用実践研究「教師塾」in沖縄(12/8)

 先日、冬の沖縄で今年度4回目、沖縄では昨年に引き続き二度目のICT活用実践研究「教師塾」が行われた。教師塾はタイトルのように、ICTを活用した実践研究に関する教師のための力量アップをはかるワークショップ型の研修会だ。

 教師塾の特徴は、ICT活用を視点にしながら徹底した授業研究を行うことだ。実践発表&講師の辛口コメントとグループ別のワークショップを繰り返す。ひごろなんとなくアバウトなケタで授業を考えていることをふりかえり、カイゼンの具体を話し合うことがミソだ。実践発表やワークショップでのグループ発表で、講師からのつっこみを聞きながら、何がぼんやりしているのか、何がぶれているのかを明らかにしていく。これがあっての教師塾であり、ワークショップ型の研修だ。

 さて、今回の教師塾in沖縄。今年は、第13回沖縄県マルチメディア教育実践研究大会を兼ねての開催。松下教育研究財団の共催とともに、沖縄県教育委員会、宜野湾市教育委員会の後援だ。テーマは「ICT活用の授業のツボはここにある!」。中川塾からの講師陣に加え、地元から志堅原西原小学校教頭もこの教師塾のきつ〜い講師陣に加わってくれた。沖縄県内からの参加者がとても多く、会場はようやく動けるほどの状態だった。しかし、参加者の授業づくりに対する意識はとても高く、授業についての議論ができた。今回は「相手意識」「ねりあげ」「動機」「ゴール」「切実感」「しぼる」「比較」などが話題の中心に。あくまでもICTありきではないことを、具体的な提案を通して、何度も確認していった。
最後に、講師陣のパネルで論点の整理と総括を行った。
 夜の懇親会は、三次会まで大盛り上がり。沖縄の方々のノリの良さに脱帽だった。
宮城会長、甲斐事務局長はじめ、準備にあたった地元実行委員のメンバー、協賛いただいた12社の企業の方々、共催の松下教育研究財団、そして厳しくも暖かいコメントを繰り出してくれた講師陣に心から感謝したい。

 でも、今度沖縄に戻って来る時はもっとゆっくりしたいなぁ。。
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2008年07月17日

国語とメディアを追究する夏季セミナー2008(8/3)

8月3日(日)に東京のきゅりあん(品川区立総合区民会館)において、「国語とメディアを追究する夏季セミナー」が開催される。これは、国語と情報教育研究プロジェクト(MKJ)が主宰するセミナーだ。MKJは、2003年から「情報活用能力の実践と評価」「国語デジタル教科書の効果的活用」「メディア教育と国語の関係性の研究」と約2年ごとに研究テーマを発展させながら、研究者、実践者等で進めてきた。今回のセミナーはその公開研究会という位置づけだ。セミナーのテーマは「国語科における情報活用能力の育成」。「新学習指導要領を読み解くー国語とメディア活用ー」という題での基調講演や3つのワークショップなど、1日国語とメディアの関係を考えてもらえるセミナーだ。10:30−16:30。申し込みは、こちら。まもなく定員。

2008年08月01日

セミナー続きの毎日

ここのところ、講演やコーディネータ、セミナーの代表として連日セミナー続きだ。参加したすべての人にとって行って良かったと言ってもらえる会にしたいし、貢献したい。
29日は鹿児島のメディア教育セミナー、30日は教育ソリューションセミナー、1日は情報教育セミナー、2日は情報教育マイスター講座(マイスター講座はすでに締め切り。Innovative Teachers Dayの分科会として開催)、3日は国語とメディアを追究する夏季セミナー(すでに締め切り)、4日は松山市情報教育研修会(D-projectの共催)、6日は沖縄でNHK教え方教室(しらべてゴーを活用したワークショップ)、その後は松下教育研究財団の成果報告会、某4日連続のADEキャンプという名の虎の穴式指導者研修、間に、みちのくのD-projectと続く。

2008年08月17日

メル・プラッツ公開研究会(7/12)

メル・プラッツは、メディア表現とリテラシーについて追究している広場だ。教育に関わらず、多方面の第一線の研究者や実践者、関係者が集まって運営、公開されている。今回、伸さん(水越伸さん@東京大学)から依頼を受け、教育におけるメディア表現学習について発表してきた。
くわしくは、第8回公開研究会のレポートをお読みいただければ、と思うが、メディア表現学習のプロセスとそのときに何に教師が着目して授業をデザインすると効果的かについて、事例をまじえ主張してきた。

懇親会でも盛り上がって、数日後にはなんと運営メンバーに入ることになってしまった。これから何が貢献できるか考えていきたい。

2008年09月13日

第5回メディア教育研究会(9/12)

今回で5回目をむかえた。横浜の教員等有志で細々と続けている。メディアと教育を追究する研究会だ。細々と続けているが、椿参事官(文部科学省生涯学習政策局)はじめ、横浜だけでなく、県内外の教員、教育委員会、地域ボランティアの方、企業担当者などの教育関係者が集まる。特に、教育実習生など教員をめざす学生もたくさん参加してくれたのがうれしい。今回も部屋いっぱいの参加者。
毎回、まずは実行委員から連載として実践発表。前回からの積み重ねがきちんと構成されていてさすが。さらに特集としてメインの発表者を一名迎えている。今回は、「関係づけることから見える問題解決能力の育成」ということで、山本朝彦さん(文部科学省初等中等教育局教育水準向上PT学校評価室)に発表いただいた。携帯電話の工場の様子とCM等でのメッセージのずれを子どもたちが感じることから問題意識を高めていく社会科の実践。発表では、「工場では、本当に消費者のたくさんの声を聞いてつくっているのか」から、子どもたちが調べてきたことをもちよって話し合いを深めていく場面の紹介があった。実に子どもたちが鍛えられていて、問題解決学習が質の高いところで成立している様子がよくわかった。何よりも教師の「出」が絶妙で、若手教師にぜひともそのエキスをつかんでほしいと思った。
メディア教育研究会だが、後藤委員長はじめ、実行委員のメンバーは本当に忙しい中よくやってくれている。
研究会後、近くの蕎麦屋さんで懇親会。9時半から開始。蕎麦屋の2階は貸し切り状態。
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2008年10月13日

ことばと学びをひらく会(10/26)

昨年度第1回が大変好評に終わった「ことばと学びをひらく会」の第2回大会が10月26日(日)に日本女子大学で開催される。今回のテーマは、「新学習指導要領『国語』を教室で具現化する」だ。当日は、基調講演からはじまって、記念講演、ワークショップや講座、シンポジウム、総括と、さまざまな視点から国語教育について再考する機会となるだろう。
私はこの会の理事をしているが、当日は、前田さん@熊本と、ワークショップE「非連続型テキストを読む」を担当する。とてもおもしろいワークショップになると思うので、ぜひ参加してほしい。
申し込みはこちら

2008年12月30日

第4回ICT活用授業力ゼミ(12/23)

関東圏の教師を中心に、ICT活用授業力ゼミを開催している。事務局は内田洋行。運営は井上さん(埼玉)と西田さん(千葉)ががんばってくれている。
このゼミは「教育の情報化が叫ばれ、教育現場に様々なICT機器が入ってきています。しかし,先生方はどんな授業のどんなタイミングでICTを活用すれば効果的なのか,暗中模索の状態で日々授業に向かっているのではないでしょうか?ぜひ一緒にICTを活用した授業力アップを考えていきましょう!」というなげかけのものと、2ヶ月に1回の割合で東京で開催中だ。
これまでの3回は、第1回「ICT活用で授業はこう変わる」(平成20年6月28日実施)、第2回「こんなに使えるデジカメ活用術」(平成20年8月22日実施)、第3回「情報モラル教育の実際」(平成20年10月4日実施)と行ってきた。
第4回の今月は、「英語活動にあうデジタルコンテンツ」。英語活動がそろそろ試行されていると思うが、ALTも十分に配置されずに困っている地域も少なくない。それをどのように補っていくのか、そもそも英語活動をどのように行っていくのか、新学習指導要領の目標でふれている「外国語を通じて、言語や文化について体験的に理解を深め、積極的にコミュニケーションを計ろうとする態度の育成を図り、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら、コミュニケーション能力の素地を養う」の「コミュニケーション能力の素地」とは何なのか、を核に、出口さん(横浜市立立野小学校)と梅津さん(三鷹市立第一小学校)に実践発表をしてもらった。これまでの実践からの発表だったので、とても説得力があった。参加者には良いおみやげになったのでは?また、英語ノートのデジタル版について、くわしく説明とデモがあった。年末の忙しい時期にもかかわらず、当日は会場がいっぱいで椅子を足すほどの大盛況だった。
ゼミを運営する実行委員の約15名のメンバーと事務局には心から感謝したい。次回は、2月14日(土)に内田洋行新川オフィスで開催の予定。
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2009年06月01日

New Education Expo 2009での関連セッション(6/5、6)

今年もNew Education Expo 2009の季節がやってきた。毎年、私も複数のコマに関連している。今回、東京で開催予定のEXPOで、私がコーディネートしているコマは以下になる。ただし、2番目に紹介している筑波大附属小学校の子どもたちと教師をまねいて行われる公開授業は、いつも一番人気のあるコマだそうで、すでに締め切っているかもしれない。

6月5日 (金) 13:00~15:00
■ 教育の情報化  T24
ICT(デジタルテレビ、パソコン等)が、教育を変える!
~電子黒板等を活用した、新しい授業デザイン~
講演内容:
文部科学省では、補正予算案に学校ICT環境整備事業を計上し、学校でデジタルテレビやパソコンを整備し、デジタル教材や映像メディアの活用を進め、わかりやすい授業が展開されることを目指しています。デジタルテレビの迫力ある美しい映像は、児童・生徒の興味関心を向上させ、また、パソコン、デジタルカメラ、実物投影機等と連携することにより、わかりやすい授業ができるなど、大きな学習効果があります。本セミナーでは、このような授業実践の取組を発表し、さらに、パネルディスカッションにおいて、今後のICT(デジタルテレビやパソコン等)を活用した教育効果の普及・発展について提言します。
文部科学省生涯学習政策局参事官
椿 泰文 氏
放送大学 ICT活用・遠隔教育センター教授
中川 一史 氏
港区立高輪台小学校 校長
井上 文敏 氏
熊本県立教育センター 指導主事
山本 朋弘 氏
松戸市立馬橋小学校 教諭
佐和 伸明 氏
文部科学省 生涯学習政策局 参事官付メディア係長
牧 雅英 氏

6月6日 (土) 9:30~11:30
■ 教育の情報化  T28
【公開授業】
普通教室でのICTを活用した小学校国語・算数
授業内容:
6年生・国語 教材名:古典『枕草子』
"新学習指導要領に「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」として、新たに小学校で古典を扱うことが明示された。小学校段階では、古典は今につながっているものであることを感じさせ、古典への興味を喚起したい。言葉の力としては、「内容の大体を知り、音読すること」がねらいとなる。そのためには、内容を絵を描くようにイメージ化させたり、正しい読み方を理解して声に出すことが必要となる。小学校の古典学習におけるICTの活用を探る。(授業者:筑波大学附属小学校、青山 由紀 氏)
4年生・算数「ものの位置の表し方」
本時の授業では、空間におけるものの位置の表し方を考えることを通して,座標の考えの素地となる見方を理解させることを目標 としている。素材の提示には、スクールプレゼンター(内田洋行)を用いる。実物で提示するのは難しい空間座標を,スクールプレゼンターの機能を活かすことで子どもがイメージしやすいようにしたい。特に,2次元座標と3次元座標とを対比させることによって,空間におけるものの位置を表すためには3つの観点が必要だということを理解させたいと考えている。そのため,子どもがものの位置を表現するのに必要だと考える情報を段階的に与える道具として,ICT機器が効果的に活用できるのではないかと考えた。ICT機器を用いた教材提示のあり方と子どもの理解との関連を検討するという視点で授業を行ってみたい。(授業者:筑波大学附属小学校、山本 良和 氏)

6月6日 (土) 12:50~14:50
■ 教育の情報化  T29
小学校国語・算数科における普通教室でのICT活用
(公開授業を振り返って)
【コーディネータ】
放送大学 ICT活用・遠隔教育センター 教授
中川 一史 氏
筑波大学附属小学校(国語)
青山 由紀 氏
筑波大学附属小学校(算数)
山本 良和 氏
横浜国立大学教育人間科学部 教授
高木 まさき 氏
國學院大學栃木短期大学初等教育学科 教授
正木 孝昌 氏

6月6日 (土) 15:40~17:40
■ 教育の情報化  T30  
ICT活用授業力公開ゼミ in EXPO2009
「習得型・活用型・探究型学習を支えるICT」  
講演内容:
本年3月、新学習指導要領が公示され、教育現場でのICT教材活用への期待がますます高まっています。
本セミナーは「どんな授業のどんなタイミングでICTを活用すれば効果的なのか」ICT活用を研究してきた現場の先生方による実践事例のご紹介、パネルディスカッションでは研究者や現場の先生方にICT活用のねらいやヒントなどを分かりやすく解説して頂きます。
当日は、中橋 雄先生(武蔵大学)が司会をしながら、4名のゼミスタッフが実践を発表しながらテーマについて深めていきます。

6月6日 (土) 12:50~15:10
■ サイエンス教育T41
JST理科教材活用シンポジウム
-デジタル教材「理科ねっとわーく」活用による授業の展開- 第一部
実験・観察融合型デジタル教材「理科ねっとわーく」活用 研究報告1
・小中高等学校の校種別四セッションに分かれた約20件の実証授業研究事例報告
講演内容:
科学技術振興機構では、平成13年度より科学技術・理科教育用のデジタル教材を制作し、現在、約4万点の教育素材を含む113本のデジタル教材を理科ねっとわーくより公開しています。これらを全国の小・中・高等学校の教育現場で活用していただくため、デジタル教材の授業活用方法などについて地域の教育機関と共同で研究しています。平成20年度は全国10の教育機関で研究を実施しましたが、その研究実施事例について校種毎に実施教員より説明します。
【セッション・コーディネーター】
金沢星稜大学人間科学部 教授
村井 万寿夫 氏

6月6日 (土) 15:10~16:10
■ サイエンス教育T42
JST理科教材活用シンポジウム
-デジタル教材「理科ねっとわーく」活用による授業の展開- 第二部
実験・観察融合型デジタル教材「理科ねっとわーく」活用 研究報告2
・地域に於ける研究事例報告(ポスターセッション)10件
講演内容:
科学技術振興機構では、平成13年度より科学技術・理科教育用のデジタル教材を制作し、現在、約4万点の教育素材を含む113本のデジタル教材を理科ねっとわーくより公開しています。これらを全国の小・中・高等学校の教育現場で活用していただくため、デジタル教材の授業活用方法などについて地域の教育機関と共同で研究しています。平成20年度は全国10の教育機関で研究を実施しましたが、その研究実施体制について地域毎の研究実施体制について各教育機関よりポスターセッションで説明します。

6月6日 (土) 16:20~17:40
■ サイエンス教育T43
JST理科教材活用シンポジウム
講演内容:
JST理科教材開発・活用支援事業推進委員会 普及促進分科会 成果報告
パネルディスカッション「実験・観察とデジタル教材を併用した授業デザイン」
これまでの実践報告等を受けて、理科の授業において、実験・観察とデジタル教材を併用してどのような授業デザインが可能なのか、学習効果として得られるものは何なのか、さらに教師の授業の工夫や配慮点は何なのか、学校や地域の指導にあたっているパネリストに解説いただきます。
【コーディネータ】
放送大学 ICT活用・遠隔教育センター 教授
中川 一史 氏
金沢星稜大学人間科学部 教授
村井 万寿夫 氏
長野県小川村立小川小学校 講師
松本 徳重 氏
東京理科大学 教授
川村 康文 氏
埼玉大学教育学部 准教授
野村 泰朗 氏

詳細・参加申込みは、こちら

2009年06月04日

国語とメディアを追究する夏季セミナー2009(8/2)

8月2日(日)東京駅近くで行われる、国語とメディアを追究する夏季セミナー2009の申し込みがWeb上で始まった。
テーマは、「新学習指導要領における言語活動の充実とメディア」だ。
当日は、NHK解説委員で、小学校国語4年説明文教材「アップとルーズで伝える」の筆者、中谷日出氏の講演(演題「映像メディアと言葉~アップとルーズで伝える~」)や
A)映像と言葉で情報をつくる新聞制作のツボ
B)模擬授業:デジタル教材を活用した小学校古典
C)PISA型読解力を高める
という3つのワークショップ、さらに藤森先生(信州大学)をコーディネータに迎え「教科横断的な言語活動の充実とメディア」というタイトルでパネルディスカッションを行う。言語活動について、国語を核に、他教科との関連を再考できる1日となるはずだ。
ワークショップなどはそれぞれに定員枠があるので、お早めに!

2009年07月13日

第10回メディア教育研究会(7/10)

メディア教育研究会はとうとう第10回を迎えることができた。スタート当時は何回続くかわからないがまぁいけるところまでいこう、というようなノリだったと思う。事務局も当時は5名(今でも6名だけれど!)。この研究会は予算らしい予算もほとんどなく、会場も転々としている。しかし、毎回充実した特別講師を招き、会場も手狭になってきて、だんだん広い会場になってきている。今回は遠く香川から増井さんも参加してくれた。
こんな中、よく10回続けてこられたと感慨深いものがある。何よりも、平野事務局長はじめ事務局のメンバーは、忙しい中、2ヶ月に一度のペースを一度も崩さずによくここまでがんばってきた。参加者も承知していて、後片付けなどを誰ともなく手伝ってくれる。
記念すべき、第10回は、横浜市立霧が丘小学校の横山美明先生。情報教育における1・6年のペアプロジェクトの何が学びになるのかを話してくれた。アイディアマンでもある横山さんの話にはヒントが満載で、大変興味深かった。
研究会後は、恒例の懇親会。研究会終了後なので、9時半ごろからの開始にもかかわらず、約40名の参加。(みんな終電はだいじょうぶだったんだろうか??)
懇親会担当の小林さんには、前日にぐっと参加者が増えて忙しい思いをさせた。今回は特に、本研究会の顧問的立場である椿参事官@文部科学省の異動にともなう会も兼ねていた。研究会からは花束でその労をねぎらった。
これからも、細々とで良いので、勉強の場として続けていきたい。

2009年07月20日

ケータイについての情報モラル授業づくりを学ぶ(7/29)

7/29に東京・秋葉原で行われる「教育ソリューションフェア」だが、先日の掛川の研修会でも携帯電話についての情報モラル指導をどのように進めていけば良いのか、思案している、という話をかなり聞いた。
そんな中、下記のセッションは、模擬授業あり、実践報告あり、討論あり、で、とても参考になるのではないかと思う。
ぜひ申し込みを!

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【分科会】 学校経営と授業改善に生きる学校の情報化セミナー
                 (進行:中川一史・放送大学教授)
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<実践発表>★携帯電話の情報モラル指導
       〜擬似的に体験できるツールを活用して〜
            (佐和伸明・千葉県松戸市立馬橋小学校教諭)

 小学校学習指導要領解説(道徳)では、携帯電話に関しても学校教育にお
ける指導の必要性が明示され、指導に際してはコンピュータによる疑似体
験を授業の一部に取り入れるなどの工夫が求められています。
 コンピュータ上で「仮想携帯電話」を体験できるツールを活用し、迷惑
メールへの対応について、子どもたちが自ら考え判断する力を育てる実践
をご紹介いただきます。

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<パネルディスカッション>
      ★新学習指導要領における情報モラル指導の実際
      〜携帯電話についての指導と体験ツールの活用〜

    パネリスト:(梶本佳照・兵庫県三木市立教育センター所長)
          (中川斉史・徳島県東みよし町立足代小学校教諭)
          (佐和伸明・千葉県松戸市立馬橋小学校教諭)

 文部科学省では、小・中学校においては学校への携帯電話の持込みを原
則禁止、高等学校においては使用禁止といった方針を通知しています。し
かし同時に、それだけでは児童生徒を違法・有害情報などから守ることは
できないことから、情報モラルをしっかりと教えることが重要であるとし
ています。
 学校教育において待ったなしの状況にある情報モラル、とりわけ携帯電
話について、新学習指導要領にもとづいて、どのような点に留意して指導
していくべきか。体験ツールを活用した実践を踏まえて考えます。

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▽詳細・お申し込みはこちら

2009年08月06日

国語とメディアを追究する夏季セミナー2009(8/2)

8月2日(日)に、東京の内田洋行新川ショールームの2フロアを使い、国語とメディアを追究する夏季セミナー2009が行われた。当日のキャンセルを考えての定員設定だったが、募集を締め切る盛況で当日も熱気に包まれた。
テーマは、新学習指導要領における言語活動の充実とメディア。まず、NHK解説委員で、小学校国語4年説明文教材「アップとルーズで伝える」の筆者、中谷日出氏の講演(演題「映像メディアと言葉~アップとルーズで伝える~」)。これは大好評だった。私自身は、特に中谷さんが示すあのNHマップが今後の自分の仕事で大変参考になった。あれはすごい。
ワークショップも、
A)映像と言葉で情報をつくる新聞制作のツボ

B)模擬授業:デジタル教材を活用した小学校古典

C)PISA型読解力を高める
が選択できるようになっており、どのワークショップも大変好評だった。
最後に、藤森先生(信州大学)をコーディネータに迎え「教科横断的な言語活動の充実とメディア」というタイトルでパネルディスカッションを行う。中橋君のまとめは実に明瞭簡潔で、参加者は整理できたのでは?西田さん、鈴井さん、石川さんの実践はさすが。国語の堪能な教師の他教科での言語活動のとらえがよくわかった。
光村のスタッフは今回もよく裏方で動いてくれた。資料もばっちり。会場を提供くださった内田洋行、機器をセッティングしてくださったパイオニア、エプソンにも感謝。
中谷さんも、藤森先生も、最後のスタッフ打ち上げまでおつきあいいただいた。
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2009年08月11日

メディア教育セミナー2009(8/11)

今年も鹿児島県マルチメディア研究会、かごしま県民大学中央センター共催のメディア教育セミナー2009が行われる。私はこのセミナーに講師として毎年招いていただいている。かぞえるとすでに6年目だ。園屋先生@鹿児島大学はじめ、永正さん、湯ノ口さん、廣原さん、有村さん、辻さん、高峰さんなど、いつものメンバーにもお会いできた。鹿マ研メンバーの熱意にいつも頭が下がる。
午前は、地元鹿児島の実践者のポスター発表とともに、企業のブース発表があった。実践者、企業ブースが混在しているこのレイアウトはとても良いなぁと思った。その後、影戸さん@日本福祉大学の講演。テーマは「伝える力、聞く力、効果的なプレゼンテーション」。ビジュアルを駆使し、聴衆を引き込む内容と手法はさすが。
午後は初の試みであるが、「メディア表現力を高めよう」というテーマで、ワークショップを行う。益永さんを中心に、鹿児島のD-proメンバーが中心にコーディネート。熊本D-proメンバーもサポートスタッフとして駆けつけてくれる。ありがたい。
参加者もここにきて急増し、スタッフは大変だったと思うが、実技をともなう研修は満足してもらったのではないかと思う。初Macの方も多かったと思うが、どのグループも熱心に制作活動を行っていた。スタッフの上手な個別サポートもあって、思いのほか早めにしかもクォリティの高い作品が仕上がっていた。

ぜひ今後も、九州の情報教育の発信地としての鹿児島でいてほしいと思った。

2010年08月15日

伝える活動ワークショップに申し込みを(8/16、19、23)

 言語は、知的活動(論理や思考)やコミュニケーション、感性・情緒の基盤であり、国語科において、これらの言語の果たす役割に応じた能力、感性・情緒をはぐくむことを重視する。各教科等においては、国語科で培った能力を基本に言語活動を充実することの必要性を十分に理解し、言語活動を各教科等の指導計画に位置付け、授業の構成や進め方を改善する必要がある。しかし、表面的に「調べ・考えて、まとめて、発表」をしても、子どもたちに伝える力はつかない。
 本セミナーでは,特に,新聞制作・プレゼンテーションという活動を想定しながら、「上記の映像や図表と言葉の行き来を,授業で教師はどのように配慮していくのか」「相手意識,目的意識をどのように持たせながら授業デザインしていくのか」などについて、ミニ講演,使えるソフトの紹介,実技をともなったワークショップ、そして実践発表+総括パネルを通して考える。
 9月からの授業の参考になることを期待して、会場でお待ちしている。若干受け付けられるようなので、ぜひ申し込みを!

○8/16午後、浜松にての申し込みはこちら。
○8/19午後、千葉にての申し込みはこちら。
○8/23午後、熊本にての申し込みはこちら。

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